日記
河北新報に、梶井基次郎の短編「櫻の樹の下には」を引用して、桜何とか会についての釈明を批判するコラムが載っていて驚いた。梶井基次郎の作品は、「檸檬」と「ある断崖の感情」しか読んだことがなかったのが恥ずかしい。 「桜の樹の下には屍体が埋まってい…
探していたCDがやっと見つかった。中古のCDショップを歩いて回るのは何年ぶりだろうか、結構楽しかった。聞きたいと思ったのは、ザ・スミスの「shoplifters of the world unite」である。もう30年も前の曲だが、イギリスの若者に歌われているのだろうか。…
両親が亡くなり、空き家になった田舎の家をどうしたらいいか頭が痛い。しかし、考える暇もなく容赦ないのが、伸びて来る雑草である。除草の方法をいろいろ試してみたが、灯油を使った除草バーナーが、手間がかかるものの、効果的できれいになることがわかっ…
発熱とともに全身に悪寒が走り、風呂に入っていても寒気がする。尿が出にくくなり激痛がする。仕方なく泌尿器科に行くと、急性の前立腺炎だという。 点滴に3日間通い、抗生物質のレボフロキサシンを2週間服用すると、嘘のように体調が良くなった。細菌の増…
三月末で定年退職したのを機に、路上生活者を支援している団体の活動に時々参加することにした。 世の中を良くしたいとか、困った人を助けたいとか、ボランティア活動をする人たちが持っているような違和感のある善意からではなく、自分もいつ路上生活になっ…
佐高信が西郷隆盛について講演するというので面白そうなので行ってみた。左翼の評論家と西郷隆盛の組み合わせが意外だったが聞いてみて納得した。その理由は、西郷隆盛の語録として知られる「南洲翁遺訓」は、鹿児島の人たちではなく、佐高信の故郷である山…
学生の頃、草刈り十字軍という風変わりなボランティア募集のポスターをよく見かけたことを思い出す。富山県の造林地への農薬の空中散布に反対した人たちが、若者による草刈りを考え広まった活動だったという。少し興味があったが、参加することなく卒業して…
「日本に足りないものは希望」と言っていた政党が大敗して、逆に日本にはまだ少し希望が残っていると思ったのは私だけではないだろう。だからと言って、立憲主義にどういう希望があるのかも分からない。 自民党のある候補者のポスターに「暮らしを守る」と書…
「親の死ほど恐ろしいものはない」と何かの本に書かれてあったが、思い出せない。どういう意味なのかよく理解できなかったが、実際に親を亡くしてみるとよく分る。 ひと月前に母親が亡くなった。がんで余命宣告をされていたので覚悟はできていたから、意外にも…
母の手術は11時間半に及ぶ大手術だった。切除した胆管と十二指腸を見せられて医者から受けた説明は衝撃的な内容だった。「下大静脈に浸潤しており全部取ることができませんでした。再発すれば長くありません。抗がん剤は効果がなく、お勧めできません」と言…
母が胆管癌と診断され手術を受けることになった。検査入院の結果では、転移は見られず手術によって治る可能性が高いという内科医の所見だったが、外科医の話では、実際に手術して開けて見ないと分からないこともあるという。 手術に伴うリスクの部分を丁寧に…
ベストセラーになった下重暁子さんの「家族という病」を買ったのはかなり前だったが、読まずにそのままにしていたのは、目次を見ただけで、何故か恐ろしくて読む気にならなかったからである。私自身が父と母にずっと抱いていた感情、見たり聞いたりして来た…
朝、出勤の支度を始めると犬の様子がおかしくなる。急に不機嫌になり、近づこうものなら容赦なく噛み付いてくる。妻がなんとか抱きかかえて玄関で私を見送る時の状態はこうである。 私が出かけるとおとなしくなり、眠ってしまう。妻と喧嘩をしていると悲しそ…
突然襲ったぎっくり腰の痛みから、お盆休みは家で寝てばかりいた。生まれて初めてのことである。人間は老いると何故腰が曲がり、杖をついて歩くようになるのが、やっと理解できたような気がする。 ぎっくり腰は、人それぞれに原因があるが、疲労の度合いが負…
先週の日曜日に日商簿記の試験を受けた。2級や3級の資格を持っていないのに初体験でいきなり1級を受けたのが大きな失敗だった。問題の意図するところが理解できず回答までたどりつかない。 短期間の受験勉強では歯が立たない。私以外の受験者は皆20代の…
新年度になったというのに気分が晴れないのにはいくつかの原因がある。 仕事で同じグループだった契約職員のDさんを解雇してしまったからだ。解雇と言っても1年の契約期間を更新しなかっただけだから正確には解雇ではないが、複数年仕事をしてもらう前提だ…
妻が怒って離婚したいと言い出した。価値観が違いすぎると言う。年に数回あり珍しいことではない。原因は全て私の失言である。 今回は、イスラム国の犠牲になられたご遺体の画像を授業で見せた先生を妻が尾木ママに同調して批判していたので、「そんなことは…
一人暮らしの老人が有料老人ホームに入ったので様子を見に行った。90歳に近く、数年前に妻をなくし、親戚の私たちが時々世話をしていた。有料老人ホームといっても、入居時に数千万円もかかる高級マンション形式である。 船乗りだったというその老人がどう…
一人暮らしの母親が大腸ポリープの手術を受けることになったので二日ほど仕事を休んだ。大腸ポリープといっても良性でがん化しておらず、手術も内視鏡を使う簡単なものだが、手術の前の日に、医師から説明があるので必ず家族に来て欲しいという。今年、80…